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法人であることの意味

このたびの公益法人改革を機に法人ではなく任意団体として存続することを選ばれた団体もあるやに聞いております。そこで今回は任意団体ではなく法人として存続するメリットはどこにあるのか検討してみたいと思います。

団体なり財産が法人格を取得するメリットは大きくいいまして2つございます。

1つは,法人格を取得すると法人の構成員とは切り離された法人名義での銀行口座の開設や不動産などの財産の登記等が可能になり対外的な権利義務関係を明確にすることができます。これはどういうことかといいますと,代表者や構成員の名義のままではこれらのものが死亡したり交替した場合にその都度名義の書き換えをする必要が生じてしまいますが,法人格を取得するとそのような煩雑な手続きがいらないということを意味しています。また,法人名義で財産を持てないということになりますと任意団体の固有財産と代表者や構成員の個人財産との区別が不明瞭になりやすくなってしまい,代表者や構成員間などで内紛が生じた場合に争いが深刻化しかねないという問題が生じてまいります。法人格を取得すればこのような紛争のリスクを未然に防止することが可能となります。

もう一つは,法人格を取得すると法人の存在が登記によって公示されることにより,代表者の資格の確認方法も明確になり,法人と取引関係に立つ第三者の保護を図ることができます。それが登記のない団体ですと,代表者の資格の確認方法が一義的でなく,相手方にとって団体との取引であるのか代表者個人との取引であるのか不分明となるおそれがあり,そのようなおそれは任意団体の経済活動を委縮させることにもつながりかねません。

このように法人格を取得すると,事務手続きの効率化や経済活動の円滑化が図れるというメリットを享受できます。

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